I.Eさんは大学に入学して半年後、大学生活におもしろさを見出せずに中退。「稼ぎたい」という理由で夜職デビューを果たし、数年キャバ嬢として勤務。27歳になって、「このままじゃヤバイ?」と思いはじめ、昼職転職活動をスタートされました。
――I.Eさんは、せっかく入学した大学を中退して、キャバ嬢デビューしたんですね! その選択に後悔はありませんでしたか?
I.Eさん 後悔はまったくなかったです。(笑)つまらない大学生活を送るよりは、自分の興味のあることをやろうと思って。とりあえず大学をやめて、生活費を稼ぐためにキャバ嬢を始めたんですが、これが性に合っていたみたい。がっつり稼げますし、楽しかったですよ。
だから27歳になるまで当たり前のように勤めていたんですが、周囲の同年代のキャストが卒業しはじめて、さすがに「そろそろ限界かな……」と考えはじめて、ネットで昼職求人を検索しはじめたんです。
――昼キャリに相談してからの流れをお聞かせください。
I.Eさん 昼キャリはネットで見つけました。私、思い立ったらすぐ行動する派なので、即LINEしてみたのですが、レスポンスが早かったので驚きました。すぐに返信が来て、これまでの職歴や希望条件を聞かれて、2日後には昼キャリ担当者と面接していましたよ。(笑)不安な時期だったので、心強かったですね。
自分のキャリアを振り返ると、大学中退以降はずっと夜職で、資格もないし、あらためて愕然としました。でも、昼キャリご担当者さんのアドバイスで、いくつかの企業に応募してみたんです。面接では、「伝えても大丈夫そう」と思える面接官には、夜職出身ということを明かしました。
転職活動を始めた当初は、「夜職出身」と伝えることに引け目を感じていましたが、面接官に明かしても、意外なことにそんなに驚いていないようでした。もちろん驚きを表情に出さなかっただけかもしれませんが、それで最終面接にも合格したし、無事に昼職デビューできたんです。
――どのような業種・職種に応募されたんですか?
I.Eさん 求人を探すときは、とくに業種は絞らず、営業職と事務職で3〜4社応募しました。最初は正社員希望だったのですが、昼キャリ担当者さんのすすめで、契約社員やアルバイト採用ばかりです。
不安でしたが、「いずれの求人も正社員登用のルートが確立されている」とのことで、最終面接に合格した大手商社の営業アシスタントのバイト職に就職。6ヶ月バイトとして勤務したら、晴れて正社員になれました。
27歳まで夜職にどっぷり浸かっちゃったから、昼職デビューは大変だろうなと思っていたけど、そんなことはなかった。とてもスムーズだったと思います。ひとりでは難しかったかもしれないけど、昼キャリのご担当者さんが的確なアドバイスをくれたからだと思います。
とくに、初めから正社員登用は厳しくても、バイトや契約社員から正社員をめざすという道は、転職活動のプロだからの視点だと感じました。それに、夜職出身でも敬遠されない求人先を選んでくれていたんだろうと、感謝しています。
正社員になって営業職で数年勤務して、異動して別部署の事務職に配属されたのですが、仕事上で知り合った人からお誘いをいただいて転職しました。いまは別の会社の営業職で、年収は昼職デビュー時の2倍。責任や仕事量も増えましたが、やりがいを感じながら毎日充実して働いています。
昼職デビューしてあらためてわかったのですが、私、お客さんと接するのが好きなんです。営業職というのはキャバ嬢の仕事と通じるところがたくさんあって、数年間キャバクラで培った経験やスキルが生きていることを痛感しています。
――I.Eさんが夜職経験を生かしながら活躍されていること、とてもうれしく思います! 後のますますのご活躍を応援しております!
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