M.Eさんは、21歳から2年間、新宿歌舞伎町でキャバ嬢として勤めていました。23歳になって夜を上がることを決意し、昼職転職活動を開始! そのときに「自分の最大の武器」としていたのは、「キャバ嬢で培ったコミュニケーション能力」だったそうです。
――昼職転職を決意した理由について教えてください!
M.Eさん 夜職卒業を決めたのは、年齢的な問題が大きかったですね。23歳になって、普通は社会人になる年齢だから、昼職転職を決めました。実際、キャバ嬢というのはいつまでも勤められる仕事でもなくて、やはり若いうちだけの仕事だという認識がずっとありました。
――昼キャリに相談してからの流れはいかがでしたか?
夜職勤務時代から、昼キャリのことはネット広告で見ていたので知っていました。それでLINEしてみて、昼キャリの担当者さんと面談したんです。そのときに、辞める前にできるかぎり貯金することを勧められました。「すぐに決まらないかもしれないから、当面の生活費を貯めていたほうが、安心して転職活動できる」って。
それで、昼職転職にあたって100万円は貯めようと決めました。最後の3か月は猛烈に働いて、目標額はかるく超えましたよ(笑)
――どのような職種や業種を志望されていたんですか?
M.Eさん わたしは最初から、営業一本に絞っていました。それまでキャバ嬢として働いていて、自分のトーク力というか、コミュニケーション能力にはちょっと自信があったんです。お店に来るお客さんはすごくさまざまで、会社の社長さんとか部長さんクラスの役員とか、平社員のかたもいて、いろいろな人と話してきましたから。同年代の友達と比べても、場数を踏んでいる自信がありましたね。
――夜職の経験が、M.Eさんの強みとして確立していたんですね! それでは、就職はスムーズに決まったんですか?
昼キャリの担当者さんも、わたしのコミュニケーション能力を評価してくださいましたが、有用なアドバイスをいろいろいただきました。たとえば、わたしは自分では意識していなかったんですが、服装やメイクがやはり派手だったみたいです。(笑)面談のときには、自分では地味めにしていたつもりなんですが、「昼の企業では受け入れられない」と。
そこで、面談時や就職後の服装とメイクについても、具体的な助言をいただいて、自分の雰囲気がガラッと変わってびっくりしました。(笑)「デキる女性」的な自分になれたので、なんだかうれしかったですね。
――就職に至るまでの流れを教えてください!
M.Eさん 営業職であれば業種は問わなかったので、昼キャリ担当者さんのすすめで、いろいろな企業に応募しました。個人的には、「インセンティブ有り」「若くても高収入実績有り」という不動産営業にとくに惹かれていました。それで、最終的に不動産営業職とアパレル販売職の2社から内定をもらったのですが、悩むことなく前者に決めました!
――おめでとうございます! 実際に勤めてみてどうでしたか?
初めての昼職で戸惑うこともありましたが、仕事の基本は「話すこと」だということを痛感しましたね。それはクライアントに対してもそうですし、上司や同僚などの社内の人に対しても、「相手の考えをしっかり汲みとる力」は、夜職でも昼職でも大切なんだな、と。
もちろん、うまくいかないことや注意されることもありますが、それでも相手の意見をちゃんと受けとめて自分の中で消化できれば、その経験を糧に成長することができます。不動産営業職というのは、キャバ嬢と同じで自分の努力がそれだけ給料に直結するから、やりがいがありますよ。
振り返ると、キャバ嬢をやっていたからいまの自分があるということ、あのころキャバ嬢を頑張っていてよかったということを、つくづく感じますね。
――本日はありがとうございました! M.Eさんの今後のますますのご活躍をお祈りしております!
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