U.Kさんは山梨出身。高校卒業後、東京でネイリストになるために美容専門学校に通うも、スカウトされてキャバクラの道へ。
現在は大きな夢に向かって昼職でかんばっています!
――高校卒業後、すぐに上京した理由は?
N.Rさん かわいいネイルにあこがれていたので、高校を卒業してすぐ、東京の美容専門学校のネイリストコースに通うために上京しました。
子どものころからわりと器用で、中学のときにスマホをデコってみたら、みんなに「かわいい」「センスがいい」と褒められたことがあって。それがうれしくて、ネイリストに向いているんじゃないかなと思って(笑)。
――資格は取れましたか。
U.Kさん 実は新宿を歩いていたとき、「キャバクラで働いてみない」と声をかけられて。体験入店したのをきっかけに、キャバ嬢の仕事にハマってしまいました。
キャストの子たちがいい人ばかりで、すぐに仲良くなって、ご飯や買い物に行くようになって。専門学校の子より話があうし、ホストとかにも行くようになり、刺激的な世界から抜け出せなくなりました。
実はお店の黒服の人にめちゃくちゃタイプの人がいて、その人に会いたくて毎日出勤していたら、ネイルの学校には通わなくなってしまい……。自然と退学みたいな感じに。
仕事も向いていたみたい。毎日ドレスアップするのが楽しかった。普通なら着ることないドレスやアクセサリーにヘアメイクに夢中になりました。
あと、お客さんとLINEするのはそれほど嫌ではなかったんです。もちろん最初は、何を書いたらお客さんがよろこぶか悩みました。でもカッコつけずに素顔の私を出すようにしてから、だいぶ楽になりました。
――ネイリストに未練はなかった?
U.Kさん キャストたちのネイルは毎日チェックしてました。素敵なネイルをしている子には、どこの店でやったか聞いて、自分でも行ってみたりとか。街を歩いているときも、おしゃれな人がいたら、必ず手元に目がいっていました。
U.Kさん 22歳になった頃、一番仲のいいキャストの子が、宅建の資格を取るといいだしたんです。その子は偏差値の高い有名私立大の学生で、社会勉強として週に2〜3日バイトでキャバやってる子でした。歳も一緒だったし、将来キャバ嬢は卒業するときがくるってわかってたけど、何もしていなかった私は焦ってしまって。彼女に影響を受けて、私もネイリストになりたかった過去を思い出しました。
すぐにネイリストになるための通信教育を契約しました。実はネイリストになるための国家資格はないんです。でも、少しでもいいサロンに転職したかったので、民間の最上位の資格をとることを目標にして、勉強をはじめました。
24歳になって、目標にしていた資格をすべてとることができ、転職活動をはじめました。
――昼職への転職はスムーズに進みましたか。
U.Kさん 昼キャリさんのサイトは以前から知っていて、コラムなどを読んでいました。資格を取り終わって、昼キャリさんにネイルサロンに転職できるようサポートをお願いしました。その頃にはキャバは卒業して、いつでも面接に行けるよう準備をしていました。面接用のスーツも買いましたよ。
ネイルサロンならどこでもいいわけではなくて、憧れのネイリストのサロンに入りたかったんです。でも断られ続けて自信をなくしました。
担当者さんには条件を下げることを提案されましたが、ぜったいそこは譲れなくて。採用される可能性が低くても、高級サロンを探してもらいました。
25歳になっていたし、未経験だったので、希望通りのサロンに入社できるか不安でした。でも粘り強く私に付き合ってくれた担当者さんのおかげで、希望通りのサロンに入社することができました!
キャバの仕事で身つけたトーク術は面接でも活用できました。サロンでも初対面の方と楽しく話せる自信はあります。相手が男性から女性に変わっても、相手を喜ばせるワードはわかっているつもりです。
――現在の夢は何ですか。
U.Kさん まず、ネイルの本場LAに留学したいです。アメリカでは、ネイリストは国家資格なんですよ。高い技術を勉強してみたい。あとは、小さなサロンを開業することです。自分だけのお客さんを集めたい。そのためにキャバで稼いだ貯金はまだとってあります。全部の夢、35歳までには実現したいな。
――これから昼職に転職しようとしている人たちにひとことお願いします。
U.Kさん 夢を持っている人は、1日でも早く行動したほうがいいよ。夢のために努力する時間も大切。昼の時間に勉強するのは眠くてつらいけど、30代でキャバ嬢するのは嫌だよね。20代のうちに次に何をしたいか考えて、行動しようね。
――夢を語るU.Kさんの瞳はとても輝いていました。U.Kさんのますますのご活躍を昼キャリ一同期待しております。