R.Aさんは美容専門学校に通うため18歳で上京しました。卒業後、美容師として働き始めたものの、オーナーと相性が合わず退社することに。奨学金返済のため夜職を始めましたが、夢を諦めきれず復職を決意しました。
――R.Aさんはせっかく美容師として働いていたのに、キャバ嬢に転職しましたね。
R.Aさん 子どもの頃から美容師になるのが夢でした。だから専門学校はかなり本気でがんばって、新宿の人気美容サロンに就職しました。
オーナーもトップスタイリストとしてお店に出ていて、アシスタントをやっていたんですが、オーナーとまったく息が合わなかったんです。
そのうちオーナーのアシスタントから外され、完全に嫌われてるなって感じ始めてから、メンタル的に辛くなって仕事を休みがちに……。
結局1年も経たないうちに退社しました。生活費や奨学金の返済金が必要だったため、すぐに現金収入が得られるキャバクラで働き始めました。
――憧れだった仕事を辞めて、後悔はありませんでしたか?
R.Aさん 美容の仕事はしばらく休みたい気持ちの方が大きかったので、後悔はなかったです。
サロンのお客さまには新宿のキャバ嬢も多かったので、仕事の話はよく聞いていました。だから職場の雰囲気や仕事内容がイメージしやすかったですね。
すぐにやめるつもりで始めたのに、ズルズルと4年も働きました。
わりと稼げたので奨学金の返済も進み、さらに貯金もできたので、美容師時代よりも生活がラクになり、正直楽しかったです。
でも、25歳になった時に、このままキャバ嬢で一生食べていけるわけじゃないし、せっかく美容師の国家資格までとったのにもったいないと思いはじめました。
復職するなら今しかない! と決意を固め、復職への道を探し始めました。
――復職するまでの流れを教えてください
R.Aさん 美容師専門の求人サイトを見ましたが、あまりピンとこなくて。過去の経験から、オーナーがどんな人なのかが一番気になるのに、そういう情報は求人サイトには書いてないんです。
それに美容師経験が1年足らずなのに対して、4年も夜職履歴があることも不安で、応募できないでいました。
たまたま、昼職復帰に対して同じような経験をしている人を「昼キャリ」の人材マッチング事例記事で見て、共感する部分が多かったので、昼キャリに問い合わせました。
美容師の仕事はあるか聞いたら「ブランクあり」でも募集しているサロンがあると言われて、すぐに担当さんと会うことに。
「昼キャリに求人を出しているサロンは、夜職出身者を受け入れたいサロンばかりだから安心して」と担当さんに言われたときは、本当に安心しました。
担当さんは求人中のサロンのことをよく知っていて、私に合いそうな店を紹介してくれました。
最初につとめたサロンでオーナーと相性が悪かったことがトラウマになっていたので、次に働くサロンではオーナーの人柄重視で決めたいと思っていました。
復職して2年経ちますが、とても尊敬できるオーナーのもとで充実した毎日を送っています。
憧れだった美容師に一歩近づけた気分です。
――これから昼職を探そうとしている人に一言お願いします
R.Aさん 本当になりたい自分のイメージを持つことだと思います。お金を稼ぎたいのならキャバ嬢もアリだと思うけど、年齢制限があることを自覚してほしいです。
「自分が自分らしくあるためにはどうすればいいか考えて」、「夢があるならもう一度挑戦するチャンスはまだあるよ」と言いたいですね。
みんなまだ若いと思うから、諦めるのは早いと思います。もっと色々なことに挑戦してほしいです。
――美容師としては一からの出直し、新卒には負けられないと語っていたR.Aさん。その笑顔はとても輝いていました。昼キャリ一同、R.Aさんの今後のご活躍を応援しております!