#転職コラム
夜職の人にとって、初めての昼職というのは未知の世界。働く時間帯も変わり、対応するお客さまもガラリと変わる。そして今後付き合っていく仕事仲間や友達との会話の内容まで、夜職の時とは全て変わっていきます。
夜職の人にとって初めての昼職は「どんなことをするんだろう」「私にできるかな?」と不安がいっぱいですよね。そこで今回は、昼職の中でも女性に人気が高い「アパレル業界」の仕事内容についてお話ししていきたいと思います。
まず、アパレル業界について。職種は大きく分けて2つあり、店頭に立ってお客さまに商品を販売する「販売員」と、本社でパソコンを作業したり商品管理、新商品の企画などを行う「本社勤務」です。
販売員は名前の通り、店頭でお客さまを接客しお客さまに似合うお洋服を提案し売上を作っていくというもの。お店のお洋服を着て自ら広告塔になり、お客さまを接客して試着へ案内、そしてお買い上げいただくというのが一般的な流れでしょう。
販売員はそのお店の顔でもあるため、体型維持や女子力などの向上、美容関係などもしっかりする必要があります。そして中には季節によってメイクを変えるお店もあり、そのお店の「メイク講義」を受けることも。お店によってはメイクや髪型といった規定がなく、自由なところも多いので、おしゃれをしながら働きたい人はアパレル販売員がおすすめ。
女性だけでなく男性にもアパレルは非常に人気です。
そして本社勤務の主な仕事内容は部署によって異なります。電話対応や商品の受注や発注、倉庫から店舗への商品の補充や在庫管理、データ作成、イベントのサポートなどの裏方業務、新商品の企画、マーケティングなど。
本社勤務の場合は英語のスキルが評価になることも。また本社勤務となるとパソコンスキルが必要な場合があります。
そして気になるアパレル業種のお給料について。アパレル業種でも販売員と本社勤務では、給料面が大きく異なることを覚えておきましょう。
まず販売員の給料面について。正社員になると1年目で月収平均約17万円、勤続年数5年で平均約23万。年収に換算すると約200万から300万円が相場です。店長クラスになると年収500万円ほどと言われているので、最初は少し年収は低いですがコツコツ働くことが販売員の年収の上げ方と言えるでしょう。
そして本社勤務の給料面。本社勤務の場合は、各部署によって給料が異なります。
・アパレルパタンナー(平均年収は400万前後)
アパレルパタンナーとはデザイナーが作成したデザインをもとに、パターン(型紙)におこす専門職のことです。
・ファッションデザイナー(平均年収が370万前後)
ファッションデザイナーとはデザイナーの中で、服飾・ファッション分野のデザインを専門とする方々です。
・MD(平均年収は500万前後)
MDとはマーチャンダイジングのことを指します。商品化計画を意味し、商品ラインアップやスケジュールの企画、具体的な販売戦略の構築などを行います。
・バイヤー(平均年収は500万前後)
バイヤーは商品の買い付け(仕入れ)担当者を指すポジション名です。
ご紹介した部署は販売員より給料面はやや高め。他にもボーナスや福利厚生はもちろんチェックが必要です。
そして次に気になるのは定休日。基本的にアパレル販売員は土日祝日が忙しい傾向にあります。そのため、平日にお休みを取ることが多くなるでしょう。また、年末年始の時期やボーナス時期などが忙しく、お正月の福袋販売や歳末セールなどが繁忙期。基本的に販売員は平日シフト制、土日は最低どちらかは出勤になることが多いでしょう。
対して本社勤務の場合は土日祝日休みが多い傾向にあります。お店のお洋服が好きで人と話すことを得意としているなら販売職、決まった休みが欲しい人やあまり接客をしたくないという人は本社勤務がおすすめでしょう。
おしゃれをしながら働くことができるアパレル業界は、女性はもちろん男性にとってもとても魅力的です。さらに、人に見られることによって自分磨きのモチベーションも上がり、ますます自分のレベルがアップしていくことでしょう。
「おしゃれをしながら働きたい」「おしゃれについて学びたい」という人はぜひアパレル業界を視野に入れて転職活動をしてみてはいかがでしょうか。