#転職コラム
女性で稼げる仕事といえば!の代表格であり、いまや女子中高生の「なりたい職業」ベスト10にランクインするキャバクラ嬢というお仕事。
しかし実際には、「つらい!」「もう辞めたい!」と苦しむ女の子も少なくありません。
どんな職種にも性格的な向き不向きというのはあるもので、現実問題として「キャバ嬢に向いていないタイプ」というのはあります。
今回の昼キャリ編集部では、元キャバ嬢と現役キャバ嬢のかたに「キャバ嬢に向いてない性格」について大調査してきました!
まずは、実際の元キャバ嬢の声から、「向いてないと思った瞬間」をご紹介しましょう!
キャバ嬢デビューを決めたきっかけは人それぞれですが、多いのが「お金が欲しい!」「たくさん稼ぎたい!」という理由でしょう。
「最初は高時給が魅力で始めたけど、やっぱり簡単には稼げないとわかった。お店からの売り上げ上げろプレッシャーがものすごくてストレスだった」(26歳元キャバ嬢・水商売歴3年)
「体入時にはわからなかったけど、入店してみたらノルマが超きつかった」(24歳現役キャバ嬢・水商売歴3年)
キャバ嬢のみならず、クラブホステスやラウンジキャスト、ガールズバー店員などの水商売のお仕事は、自分の売上が給料に直結します。
売上や指名成績は、ランキングとして店舗内に公表され、実績に応じて毎月のノルマや売上目標が設定されるので、大きなプレッシャーに……。
真面目で責任感のあるタイプほど病む傾向にあるようです。
このプレッシャーを跳ね除けて売り上げをキープしつづけるというのは、相当なメンタルが必要です。
売り上げを上げるためには、お客さんへの営業努力が不可欠。
電話やLINEでとにかくお客さんに営業しつづけなければなりません。
「営業メールっていってもそんなに内容つくれない。LINEしても来店してくれるわけじゃないし。でも営業ノルマがあって休日にもやらなきゃいけなかった」(23歳元キャバ嬢・水商売歴3年)
「マメじゃないから店に来てくれたお客さんのお礼メールとか忘れちゃってよく怒られた」(25歳元キャバ嬢・水商売歴4年)
「同伴はまだバックがつくからマシだけど、アフターとかかなり時間の無駄」(25歳元キャバ嬢・水商売歴3年)
営業連絡は、待機時間中に行なっても◎ですが、営業時間外にやることがほとんど。
指名をとるためには同伴やアフターにも行かなければなりませんから、大切なプライベート時間が営業で削られて疲弊してしまうようです。
接客で苦しむ女の子も多いようです。
「お客さんとのお話を盛りあげられくて、話題を合わせられなくてとりあえずニコニコしてたら、『ヘラヘラ笑ってばっかでつまんない』と言われた」(24歳元キャバ嬢・水商売歴2年)
「もともと人見知りで男が苦手だった。キャバ嬢になったら治るかと思ったけど無理だった(笑)」(22歳元キャバ嬢・水商売歴1年)
「聞き上手でもないし気配りも下手で、相手をよく怒らせた」(22歳元キャバ嬢・水商売歴2年)
トーク力はキャバ嬢の大事な基本スキル。
お客さんに心地よい時間を過ごしてもうために、さまざまな話題を振って楽しませなければなりませんが、1回2回会っただけの男性とそこまで会話が盛りあがるものではありませんよね。
しかも客層はかなりばらつきがあり、あらゆる男性にウケようとすると、かなりしんどいものがあります……。
会話が盛りあがらなければキャバ嬢のせいにされてしまうのも、つらいところです。
キャバ嬢の出勤時間は夜ですから、普通の人とは大きくズレることになります。
「明るい時間は寝てて夜働くって思ったよりしんどくて病んだ」(23歳元キャバ嬢・水商売歴3年)
「お酒増えて食生活もガタガタで体調壊した」(24歳元キャバ嬢・水商売歴2年)
「友達と遊ぶ時間が合わなくなって、同業者の友達しかいなくなったのはちょっとさみしい」(25歳現役キャバ嬢・水商売歴6年)
人間の生活サイクルは「太陽の光の下で活動する」が基本ですから、自然の摂理に反する夜型生活心身の健康を損ねる人がたくさんいます。
くわえて飲酒の機会が多いと、アルコール依存症のようになってしまう人も。
世の中の人とは異なる生活リズムで過ごすと、昼職の友人や知人、恋人と一緒に過ごす時間も持てずにすれ違いが続くことになるのも、切ないですね。
キャバ嬢たる者、容姿にはつねに意識を高く持たなければなりません。
「ナンバーワンとかは超キレイだし周りの女の子もかわいくて、ずっと引け目を感じてた」(24歳元キャバ嬢・水商売歴3年)
「太れないし肌もキレイにしなきゃならないし、かといってそんなに売れてないからそこまで美容にお金かけれない」(20歳現役キャバ嬢・水商売歴1年)
たしかに、超人気の売れっ子キャバ嬢というのは芸能人やモデル並みのルックスですが、だれしもがそこまで美人になれるわけではありませんよね。
見た目は成績に大きく影響しますから、自分の外見に自信が持てなければ、頑張る気持ちがどんどん薄れてしまうのは当然です。
キャストの女の子同士がみなライバルという状態では、職場の人間関係がギスギスするようです。
「女ばっかの職場で、雰囲気とかノリが合わなかった」(24歳元キャバ嬢・キャバ嬢歴2年)
「陰で悪口とかイジメとか普通にあった。人気のある子のドレスが切られるとか(笑)」(25歳元キャバ嬢・キャバ嬢歴5年)
キャスト間でトラブルがあっても、お店側はあまり介入したがらないという実情もあります。
だれも助けてくれないので、自力でなんとかするしかありません。
キャバ嬢という仕事を心から好きで、楽しく向き合えていればいいのですが、いちど「向いてないかも……」と思ったら、夜を卒業するしおどきかもしれません。
ナイトワークの接客業というのは非常に厳しい世界ですので、生半可な気持ちで生き残れるほど甘くはありません。
そもそも、歳をとっていつまでも働ける職業ではありませんので、いずれは昼職転職を見据えることをおすすめします。
夜職で精神的にも肉体的にも負担が大きい毎日を送りつづけるより、早々に昼職デビューしたほうが無理なく稼げるかもしれません!
昼キャリでは、「夜職向いてないかも……」という悩みを抱えるみなさまのご相談もお待ちしております!
昼職転職をはっきりと考えていなくてもOK! お気軽にLINEくださいませ♡