#転職コラム
夜の世界から昼職へ転職すると、環境の変化や夜にいた頃のきらびやかな世界が恋しくなり「昼職がきついなあ」なんて感じてしまうことありますよね。特に夜職しかしたことがないという人にとって、初めての昼職は慣れないことばかりが続き、「キツくて続けられないかも……」と悩んでしまうかもしれません。
せっかく昼職へ転職できたのにもかかわらず、夜職への出戻りは避けたいところ。そんな時には昼職のメリットを考えることで、夜職へ出戻りせずに昼職で頑張ろうと思えることでしょう。今回はそんな昼職がツライと思ってしまう瞬間や、昼職のメリットについてお話ししていきますね。
ではまず、夜職から昼職に転職後「ツライ」と思ってしまう3つの瞬間についてお話しします。転職後にツライと思う瞬間は「給料面」「拘束時間」「生活時間」の3つの出来事が起こったとき。ではそんな3つの瞬間について、詳しく見ていきましょう。
まず1つ目は「給料が物足りなく感じてしまった時」です。夜職のメリットは何と言っても給料面。頑張れば頑張っただけ歩合がつき、月給100万円以上も夢ではない高時給が叶うお仕事です。
対して昼職は月100万を稼ぐことは難しく、手取りはだいたい20万〜25万前後といったところでしょう。そのため給料面は夜職には敵わず、「普段だったらこれくらい稼げたのになあ」と給料を物足りなく感じ、夜職へ戻りたくなってしまうことも。
夜職のメリットは、高時給なため短時間で高いお給料がもらえること。それに慣れてしまっていると、なかなか昼職の給料で満足できない可能性も出てくるでしょう。
2つ目は「勤務時間が長くて疲れてしまった時」です。夜職というのはだいたい19時ごろから夜中の1時という5.6時間勤務が通常です。少ない時には4時間勤務という日もあり、短時間勤務に慣れている人が多いでしょう。
しかし昼職に勤務すると朝の9時や10時ごろから仕事が始まり、18時ごろまでは職場で拘束されることでしょう。だいたい1日の平均勤務時間は、休憩時間を除くと8時間ほど。夜職の時より4時間ほど長い計算になり、勤務時間が長く感じてツライと感じてしまう人もいるでしょう。
そして3つ目は「夜型生活が抜けきっていない時」です。昼職に転職したての頃は、夜型の生活が抜けていない人にとって一番ツライ時期。夜職時代では朝方寝て夕方前に起きていた生活だったのが、昼職生活になると夜に寝て朝早くに起きる生活に変わります。
人の生活習慣はなかなか変えられるものではなく、夜型生活が長ければ長いほど朝型生活に主とするのがツライと感じてしまうでしょう。
では「昼職がツライ」と感じた時や「夜職に出戻ろうかな」と感じた時はどうしたらいいのでしょうか。そんな時には「夜職にはない昼職のメリットを考える」ことがオススメです。
まず1つ目のメリットは「精神的な余裕が生まれる」こと。夜職では「指名本数のノルマ」「同伴のノルマ」「遅刻罰金」「売上ノルマ」など様々な罰則やノルマが課せられる生活が普通でした。そのノルマや罰金で悩む人や精神的に追い詰められてしまう人も多くいるでしょう。
ですが昼職のノルマは夜職よりきついものは少なく、精神的な余裕が生まれることが大きなメリットといえるでしょう。
そして2つ目のメリットは「将来の安定面」について。夜職は自分で働いた分や頑張った分は給料として反映され、その時はいいお給料をもらうことができます。しかし病気などで休んだ時にはお給料は出ず、給料が減ってしまうなど不安定な面が残るのが水商売です。
昼職では毎月安定した給料をもらうことができるため、将来が安定することが大きなメリットと言えますね。水商売の場合はその月の売り上げで大きく給料が左右され不安定になってしまいがちですが、その点昼職は安定的に給料がもらえるので精神的にも不安が少ないといえるでしょう。
そして3つ目は「ボーナスや有給など待遇が良い」こと。水商売には有給やボーナスはありませんが、昼職には年2回のボーナスと働いた勤続年数に応じた有給休暇をもらうことができます。
有給休暇を使えば連休を長くすることもできますし、年2回のボーナスはOLやサラリーマンにとって非常に嬉しい臨時収入。ボーナスの平均は約40万前後と言われているため、だいぶ生活も楽になることでしょう。
そして4つ目は「年齢を気にせず働ける」こと。夜職はどんどん若い女の子が入店し、20代後半になると「このまま続けてて大丈夫かな」と不安になってしまいますよね。さらにお客さまは若い子を指名する傾向が高いため、「売り上げが立てられるか不安」と年齢を重ねれば重ねるほど不安が募ることでしょう。
しかし昼職では年齢を気にせず働くことができるため、水商売のような不安は皆無です。正社員であれば定年になるまで働くことも可能なので、年齢を重ねても仕事がなくなることはありません。
水商売にもいいところはありますが、やはり不安定なことや年齢制限なことなどのデメリットが多く存在します。転職後に昼職がツライと感じてしまったら、水商売を続けることのデメリットや昼職のメリットを比較し、自分を奮い立たせてもう少し頑張ってみましょう。
今回は夜職から転職した後に昼職がつらくなる瞬間や、昼職のメリットについてお話ししました。初めての職場はわからないことだらけですし、慣れ親しんだ夜職が恋しくなることもあるでしょう。しかしせっかく昼職に転職したのであれば、昼職のメリットを思い出しもう少し昼職を頑張ってみてはどうでしょうか?