#転職コラム
夜職のかたが昼職転職を志すに当たって、不安材料のひとつが学歴の問題です。
水商売業界では、「学歴不問!」を掲げる求人が多く、実際に、中卒や高卒でもいまをときめく売れっ子ホストやナンバー入りキャバ嬢として、年齢不相応な額のお金をがっつり稼いでいるかたも。
しかし昼の世界では、学歴がなくてもよい企業に就職できるものなのでしょうか?
実際問題として、高卒ならまだしも、中卒で正社員として新卒採用される割合は非常に低いという実情があります。
雇う側は、中学を卒業したばかり、あるいは高校を卒業したばかりの人に対して、「学ぶ意欲が低いのではないか」「壁に当たったらすぐに逃げ出しそう」といった、マイナスのイメージを抱く傾向にあります。
結果、中学卒業後に就職しようとしても、「アルバイトやパートでしか採用されない……」というかたは多いのですが、これはあくまで「新卒採用」という雇用形態に限った話!
中卒・高卒でも、水商売として何年か勤務した人であれば、立派な「社会人経験の持ち主」です。
働いた経験のある人材は、新卒採用の人材とは異なり、社会性がしっかり評価されます。
とくに、水商売経験者というのは、過酷な「夜の世界」でメンタルやコミュニケーション力が自然と培われているもの。
昼職転職活動においては、「学歴はなくとも、即戦力として期待される人材」と認められる可能性は大いにアリ♪
実際に、新卒求人情報と転職求人情報を見比べてみると、前者は「中卒OK」「高卒OK」の求人がほとんどありませんが、後者は「学歴不要!」を掲げる企業が多いことがわかります。
具体的に、「学歴不要!」傾向にある職種や業界をご紹介しましょう♡
「事務」というと堅そうなイメージがあり、学歴を重視しそうな印象ですが、意外に「学歴不問」を掲げる企業は多いのです。
事務職というのは、社内での業務が中心。時おり来客や電話対応が発生するケースもありますが、基本的には「勤務時間はデスクでコツコツ」という仕事です。
具体的には、データ入力や資料整理など、専門知識を必要としない一種の単純作業が多く、「経験不問!」「基本的なパソコン操作ができれば大丈夫!」という求人が多数!
私服勤務可・ネイルOKなど、服装規定がゆるめなこと、勤務地の変更がほとんどないこと、残業が少ないこと、土日祝日などの休日がしっかり保証されることも、うれしいポイントですね♪
不動産に金融、メーカーなど、業種は非常に多岐に渡ります。
言い換えれば、あらゆる企業に存在する職種——それが「営業職」なのです!
営業職とは、会社のモノやサービスを売り込み、利益を上げる仕事。彼らなくして会社は決して成り立たない、会社の業績に直結する重要なポジション。
そのため、企業としては「とにかく戦力となる人材に出会いたい!」という思いが強く、営業職はつねに積極採用される傾向にあります。
営業職に求められるのは、学歴よりも、対人能力や貪欲さ! 水商売での接客経験を大いに生かすことができます。
「学校の成績がよかった」よりも、「人と話すスキルが高い」「めげずに頑張る力がある」ほうが重視されるため、学歴がなくても採用されるチャンスが大きい職種なのです。
インセンティブや賞与のチャンスが多く、20代でも月給30万円前後と、ほかの職種よりも給料が高めなのも、ポイント高いです♡
高齢化が進んでいる現在、最も業績が拡大しつづけている業界といっても過言ではありません。
高齢者が増加し、介護施設がどんどん建てられていますが、それでも施設数は足りず、社会問題となっています。
人員も不足しています。実際、介護福祉士やヘルパーは、全国どのエリアでも積極募集され、今後もその傾向が続くであろうことから、需要が高く、安定性の高い職種といえます。
ちなみに、介護福祉士とヘルパーの仕事内容にほとんど違いはありませんが、介護福祉士は国家資格を必要とします。
しかしヘルパーであれば資格は不要で、多くの求人で「学歴不問!」「未経験者歓迎!」「女性も男性も活躍できる!」などとうたっています。
研修制度が整っている場合がほとんどなので、未経験でも安心です。
ヘルパーとして勤務しはじめ、のちのち会社のサポートで資格を取得できる場合もアリ♪
必要とされるのは、コミュニケーション能力と体力!
介護というのは、対象者を抱きかかえたり着替えの手伝いをしたりと、肉体労働を強いられる場面がたくさんあります。
「介護」というと「しんどそう」「休みがなさそう」「職場環境が過酷そう」というイメージがあるかもしれませんが、自分の周りを見渡せば、家族や親戚にも「高齢者」がいれば、さほど抵抗がないと思います。
ヘルパーというのは、社会的意義が非常に大きく、やりがいのある仕事。
かつてはヘルパーの給与の低さや待遇の悪さが問題視されていましたが、最近では労働環境が改善されつつあり、「高収入が可能!」「有給休暇制度などの福利厚生充実!」「シフト制で年間休日120日を保証!」といった求人も増えているので、安心ですね♪
最後に、中卒・高卒の夜職ワーカーが昼職転職活動を行なうにあたって、大切なポイントをお伝えしましょう。
それは、学歴がないこと、そして水商売出身者であることを恥じないこと!
「水商売」というのは、いまなお偏見が根強く残り、一般社会においては差別される向きが強くあります。
さらに中卒・高卒の水商売経験者であれば、自分の経歴を恥ずかしく思い、引け目を感じてしまうかもしれません。
しかし、そのような社会の偏見に負けることなく、学歴がなくても、水商売経験から得た能力や強みを、履歴書や面接で前面にアピールすること——これが昼職転職を成功させる最大のポイント!
社会においては、学校の成績よりも、個々人の能力が重視されます。
昼キャリでは、たとえ学歴がなくても、あなただけの能力や強みを活かせる昼職のお仕事、たくさんご紹介いたします!
華麗なる昼職デビューを果たすために、さまざまな面でサポートさせていただきます♡