#転職コラム
夜職出身者が昼職デビューするにあたって、不安のひとつが「マナー」の問題!
昼職で働いたことのない人にとっては、ビジネスシーンにおいてどんな振る舞いが求められるのか、わからないことだらけです。
今回の昼キャリ編集部では、昼職にマストなビジネスマナーをご紹介しちゃいます!
「昼職の常識」から面接時にも転職後にも使えるテクに至るまで、さまざまレクチャーいたします♪
直接の会話でも、電話対応でも、メールでも、「正しい言葉遣い」が求められます。
その代表格が、敬語!
社内の人にはもちろん、来客など外部のかたに対する敬語の使い方を誤るというのは、ビジネスシーンにおいては致命的。
具体的な例として、よく使われる3つの敬語の意味と使いかたをまとめてみました!
●〜おります
「謙譲(=自分のことをへりくだる表現)」の表現です。
自分のことを述べるとき、とりあえず語尾につけましょう! 面接時にも使えるテクです♪
重要なポイントとしては、自分のことではなくとも、たとえば「◯◯は外出しております」など、「うち(=社内)の者」が主語のときにも使うということ!
ちなみに、社外の人に対しては、自分の上司であっても「さん」付けはNG。そんなときは呼び捨てでOKです。
●〜していただけますか
これも「謙譲」で、自分を下げて使う言葉です。
社外の人にも社内の人にも、相手になにかを頼むときには、この言い回しでお願いしましょう!
よりていねいな表現「〜していただけますでしょうか」も好印象です。
●〜させていただきます
「〜させてもらう」の謙譲語で、ビジネスではよく使われる表現です。
これは、基本的には「相手になにか頼まれたときや許可されたとき」に使いますが、「なんと言われようと、自分はこうします!」という強い姿勢も込められています。
そのため、使うシーンを誤ると、かえって「無礼」ととられることも……。
似たような謙譲の語尾としては、「〜いたします」があります。
基本的には「〜いたします」を多用したほうが、トラブルが少ないかもしれません。
どんなお仕事においても、「ハキハキと挨拶」は基本!
職場に入るときには「おはようございます」「おつかれさまです」、退出するときには「お先に失礼いたします」を忘れずに。
ここで気をつけるべきポイントは、「ながら挨拶」をしないこと!
食べながら「おはようございます」、パソコンを打ちながら「おつかれさまです」などなど、挨拶をついつい片手間に行なってしまいがちですが、これはとっても失礼な行為。
とくにキャバクラ嬢やホストは、職場の雰囲気上、スタッフ間の挨拶が気軽すぎるところがあります。
挨拶するときにはいちど自分の手を止めて、相手の目を見て言うように意識して臨みましょう!
キャバ嬢やホストは営業で名刺を渡す機会が多いものですが、昼職でも、初対面の人とは名刺を交換するのがマナー。
ここでまず気をつけるべきは、名刺を交換する流れ!
夜職時には気にしたことがないかもしれませんが、お互いに名刺を渡し合う場合、「目下の人から名刺を渡す」というルールがあります。
くわえて、名刺の受けとりかたにも要注意。必ず両手で受けとります。
受けとったらすぐにしまわず、デスクの上などに置きましょう!
相手が前にいてお話が進んでいる間は、名刺上の名前や顔をつど確認しておくことも、重要です。
先方の名前を間違えることのないよう、気をつけてくださいね♪
ナイトワークの人に多く見られる特徴が、時間にルーズだという点です。
夜職の世界でも遅刻には厳しく、出勤時間に遅れたら罰金が課されますが、これはかえって、「罰金さえ払えば遅刻しても大丈夫でしょ」という考えかたをもたらしているようです。
たしかに、キャバ嬢やホストというのは、「一人で働く」という側面が大きく、失敗や成功もすべてが自分の責任内。
こうした事情から、水商売業界には時間にルーズなかたが多いのですが、昼職の世界では「5分前行動」が基本です!
もしも出勤時間や約束に遅れそうな場合は、その時点で必ず会社や上司に連絡しましょう。
水商売の世界でのマナーと昼職の世界でのマナーには、共通する部分もありますが、水商売の世界では、「マナー」という観点がやや薄いように思われます。
たとえば、遅刻や無断欠勤は社会人として絶対にやってはいけないことであり、一種の「マナー」ともいえます。
しかし昼職の世界では、水商売業界のように、遅刻や無断欠勤に対して罰金を課されることはありません。
なぜなら、罰金を課さずとも、「遅刻しない」「無断欠勤しない」ということが、当然の常識として認識されているからです。
反対に、水商売業界においては、「罰金が嫌だから遅刻しないようにしよう」といったように、「罰金」という存在でマナーを守らせているといえます。
マナーというのは、相手を不快にさせないための「最低限必要な知識」であり、「常識」です。
ある意味、「経験」や「スキル」よりも必要とされる要素かもしれません。
本日ご紹介しました4つのマナーは、どんな業種・職種においても共通!
昼職に就職する前に、よくよくおさらいしておきましょう♪