#転職コラム
転職活動で重要視するもの、それは「給料」「休日」「福利厚生」「出社・残業時間」など人によって様々。ですが、そんな中でも女性であれば重要視したい項目、それは「子育てと仕事の両立ができる環境かどうか」ということ。
最近では「男性の給料だけでは生活できない」、「女性も働きたい!」という風潮が多く、専業主婦がどんどん減っていき女性も出産後に職場復帰をする「兼業主婦」というパターンが増えてきました。
ですが、子どもがいると「保育園の送り迎えの時間」や「育児の時間」「保育園からの急な呼び出し」などイレギュラーなことが多々起こり、中々自分の思うように仕事が進まないという場合も。
そんな時に、あまり融通が利かない企業や子育てしている人に厳しい環境であるとストレスや不満が溜まってしまう原因に。
そこで今回は、子育て世代に人気の職種やチェックするポイントなどについてご紹介していきます。
一昔前では、結婚して子どもができたら女性が中で家庭を守り、専業主婦になるというのが主流な世の中でした。1980年ごろでは専業主婦の割合は65%以上と半数以上を占めており、専業主婦になるというのが一種のステータスのような部分がありました。
ですが、最近の統計では専業主婦の割合は33%と1980年ごろに比べると半数以下に減っており、ほとんどの過程が「共働き家庭」という反転する結果となりました。
さらに、「専業主婦になってほしい」と願う男性も1割程度となっており、世の中の男性も女性に働いてほしいという結果に。このような統計からも、「今は女性も活躍するのが当たり前の時代になった」ということができるでしょう。
そんな共働き家庭が増えましたが、やはり企業によっては「子育てしている人はちょっと……」「残業できない人は……」と就職活動が中々難しいという場面もあります。そのような企業に就職しても後々自分が疲れてしまい、会社とも中々いい関係を築けず、さらに家庭でもストレスが溜まってしまうなんてこともあり得ます。
そのため、子育て世代に人気の職種である「介護職員」「保育士」「コールセンター 」などに就職するのがおすすめです。
少子高齢化が進む近年では介護職員はとても需要があり、様々な企業が求人募集をしています。介護職員でも種類があり、一般的な介護職員と言われる「介護士・ホームヘルパー」、ケアマネージャーと呼ばれる「介護支援専門員」、利用者本人や家族の相談を受けたり手続きをしたりする「生活相談員」、介護報酬の請求などを行う「フロント事務」、清掃や調理、送迎などを行う「清掃調理関係職」などです。
介護職では、託児所がついている職場が多くあり、子育て世代に人気の職種の一つとなっています。介護職は資格が必要になる職種も多いため、多少の勉強が必要になってきますが、資格と体力があれば介護職員はとてもやりがいのある仕事となり、子供も預けられて働きやすい職場と言えるでしょう。
女性に人気の保育士も資格が必要な職種になります。高校卒業後に専門学校で学び、保育士になるのが一般的ですが、社会人になってから保育士試験を受けて保育士になる人も一定数います。最近では待機児童も多く、預けたい親が多くいることから保育士の需要も大きいのが現状です。保育士であれば、保育園に子供一緒に登園することができ、さらに子供をそのまま預けて一緒の職場で働くことができます。中には保育助手という資格がいらない職種もあるため、求人でしっかりと確認しましょう。
コールセンターでの業務は特に資格も必要なく、誰でもなれることができる職業の一つで、託児所がついていて子育て世代が働きやすい職種です。中には、コールセンター で働きながら資格の勉強をして転職活動に役立てるという人も。「資格を持っていないから」と諦めず、仕事の合間に勉強をしたり子どもが寝てる間に勉強をしたりと時間を作り、転職活動に役立ててみてはいかがでしょうか。
子育て世代に人気の職種で「介護職員」「保育士」「コールセンター 」の3つを上げましたが、その3つ以外にも子育て世代でも働きやすい職場があります。そのためには「残業の有無」「終業時間」「託児所の有無」を確認するのがいいでしょう。
最近では職場に託児所のある職場が多く、特にクリニックやCMでも有名なヤクルト販売員など働く女性を応援する企業が数多くあります。
他にも、保育園の送り迎えに間に合うよう残業がない企業や終業時間が早い企業など、条件が揃えば働きやすい職場がたくさんあります。
「子育てをしているから仕事ができない」と諦めるのではなく、子育てと両立ができる条件の職場を選び、賢く転職活動してみるのはいかがでしょうか。
今回は子育て世代に人気の職種についてお話ししました。最近では託児所のついている職場が驚くほど多く、女性に優しい企業が多くみられ、女性が活躍する場が広がりつつあります。
「子供と離れたくない」「子供の近くで仕事をしたい」という子どもが大好きな子育て世代の方は是非賢く職場を選んで、子育てと仕事を両立させましょう。