#転職コラム
夜職ワーカーが昼職転職を志すにあたって、最初に直面するのが、「履歴書」の壁。
水商売経験者であることを正直に明かすべきか、隠すべきか、不安を抱くかたは多いでしょう。
そこで今回の昼キャリ編集部では、キャバ嬢やホストなどの夜職ワーカーのために、履歴書と職務経歴書のベストな書き方を伝授します♡
一般的な就職活動において、履歴書というのは避けては通れない関門。
「キャバクラに入店するときには書かなかったのに……」と思われる方もいるかもしれませんが、昼職の世界では必ず必要となるアイテムです。
記載された情報から、あなたの価値や人となり、信頼性をはかられるのですから、役割は重大!
夜職ワーカーが昼職に転職するにあたっては、履歴書のほか、「職務経歴書」の提出も求められます。
履歴書には、生年月日や住所、学歴や職歴など、自身の「基本情報」を記入しますが、職務経歴書には、アルバイトやパートを除き、これまで働いた仕事内容を詳細にわたって記入します。
企業側としては、職務経歴書内容から、「応募者が持つスキル」を見定めるわけですが、キャバクラやホストクラブなどの「夜の世界」におけるキャリアは、果たして評価されるのでしょうか?
そもそも、履歴書や職務経歴書には、すべての職歴を記入する必要はありません。
あくまで応募者の「任意記入」なので、水商売での勤務経験を隠したければ、その期間を空欄にしておいても大丈夫!
しかし、空欄にすることでリスクもあります。
採用側としては、空欄の期間を見れば、「学校に行くわけでも仕事をしていたわけでもなく、なにをしていたのか」と気になるのは当然です。
むしろ、「履歴書に書けないような、後ろ暗いことをやっていたのでは?」と、要らぬ誤解を生んでしまうかも。
ちなみに、「この期間はキャバ嬢として勤めていたけど、詐称してほかの仕事をしていたことにしちゃえ」なんて、嘘の内容を書くのは絶対にNG!
採用側が、職務経歴書内容の真偽を確認するために、記入された企業に問い合わせる可能性もあります。
運が良ければバレないかもしれませんが、バレたときには信頼がガタ落ちとなるリスクを、しっかり考慮しておきましょう。
キャバ嬢やホストという仕事は、職種としては、「飲食業」「接客業」「サービス業」で括られます。
そのため、職務経歴書にも、「飲食店のスタッフとして勤務」などと書くのはOK!
店名を明らかにせず、ふわっとした言葉で事実を書くのがポイントです。
職務経歴上で、キャバクラやホストクラブ勤務であることを明かすと、書類選考時点で不採用となるリスクは大!
たとえあなたが、「No.1の座を5年間キープ、1日の売り上げ数百万円を達成!」といったすばらしい経歴の持ち主でも、水商売に対する偏見は、いまなお根強く残っています。
書類選考は、通過することが第一目的であることを、しっかり覚えておきましょう。
ハネられるリスクを最大限に削ぎ落とし、次なるステップとして「面接」に進んだら、必ず前職について質問されます。
その話の流れで「水商売界で働いていました」と明かすのがおすすめ!
夜職で培ったコミュニケーション能力を駆使しつつ、面接官のようすをうかがいながら、水商売出身ならではの「強み」を、直接アピールしましょう。
書類選考は、あくまで「入り口」にすぎません。書類上で落とされるリスクを最小限に抑えて、面接へとコマを進めることが大切。
企業側に直接自分をPRする場で勝負をかけるのが、昼職転職に成功する大きなポイントとなります。
面接時に「自分だけの強み」や「志望理由」を熱く語り、面接官に好印象を与えられれば、採用の可能性は一気に拡大!
もちろん、企業側の性格もよくよく考慮する必要があります。
一般的に、保守的な会社では、「水商売出身」というキャリアに対して、良い印象を抱かないもの。
その種の企業に応募するときには、履歴書や職務経歴上で水商売勤務期間を空欄にし、面接でも明かさないほうがいいでしょう。
もうひとつ、派遣会社に登録するという方法もあります。
派遣会社に登録するにあたっては、水商売出身者でも、さほど難しい問題はありません。
派遣会社が「水商売出身」でも差別されず、「強み」を生かせる紹介先を見つけてくれます。
この点については、過去コラム「『正社員』にはないメリットも! 水商売卒業後の『派遣』という可能性」もあわせてお読みください♡ こちらをクリック!
転職エージェントを利用するのもおすすめ!
転職エージェントは、求人情報の紹介だけではなく、履歴書記入や面接対策の相談にものってくれます。
履歴書や職務経歴には、「自己PR」や「志望動機」を書く欄もありますが、独力で魅力的な内容を書くのは、なかなか難しいもの。
転職のプロともいえるエージェントがアドバイスし、応募書類の作成をサポートてくれるのは、とっても安心ですね♪
転職エージェントについては、過去コラム「夜職従事者に合った転職エージェントの見つけ方」も、ぜひあわせてご参照くださいませ♡ こちらをクリック!