#転職コラム
「キャバクラ店をやめたい!」と思っても、スムーズにやめられるとはかぎりません。
「やめます!」とお店に伝えても、受理してくれなかったり、嫌がらせを受けたり、給料未払いの状態になったり……なんて心配するかたもいるでしょう。
実際、キャバクラ嬢は、長く在籍すればするだけ、売上の多い人気嬢であればあるだけ、退店しづらいもの。退店の意志を伝えても、店側から強く引き止められ、ズルズルと続けてしまう……というかたも多いのです。
今回の昼キャリ編集部では、キャバクラをスムーズにやめる方法とポイントを教えちゃいます♡
人生の次なるステップを踏み出すためにも、「立つ鳥跡を濁さず」の状態で、惜しまれつつスッキリ退店しちゃいましょう!
キャバ嬢が退店するにあたってよく聞かれるのが、「今日でやめます!」「来週いっぱいでやめます!」といったように、突然退店する意志を伝えるケース。
しかし、これは絶対にダメな行為です! 無言で辞めることを「飛ぶ」と表現されますが、突然退店も飛んでいることと同じ。
店側としては、キャストの女の子に突如やめられると、非常に困ります。シフトを調整しなければならないし、そのキャストを指名する客の心象も悪くなるし……。
キャバクラでは、むこう2週間ほどは、キャストのシフトを組んでいます。突然やめられると、店がシフトを組み直さなければならず、ほかのキャストにピンチヒッターを頼む可能性もあり……。いろいろな方面に迷惑がかかります。
そもそも社会人として、「すぐにやめます!」というのは、とっても非常識。「やめます!」と申し出てから、最低でも1か月間は勤務するのが、通例です。
すなわち、「退店したい日」から逆算して1か月前には退店の意志を伝えることがマスト! できれば、12月や3月などの繁忙期は外すのがオススメです。
キャバ嬢が退店するにあたって、店側と揉める原因の一つが、この「すぐにやめます!」問題。
多くの店では、「退店するときには、◯日前に申し出ること」というルールを設けているもの。たいていは面接時や体入時、入店時にしっかり説明されます。
店と揉めないためには、店のルールをしっかり守ったうえで、退店希望日まであるていどの時間を置くべく計算し、退店の意志を伝えることが大切です。
店のルールを守らず、「きょうでやめます!」という場合には、罰金を課されることもあるので要注意!
退店の意志を伝えるにあたっては、婉曲な伝え方ではダメ! 「やめる理由」をしっかり店長や経営サイドに伝えましょう!
「結婚するから」「妊娠したから」「昼職で就職が決まったから」といったように、退店理由は人それぞれですが、「やめる理由」をしっかり明かすことで、店サイドに「本気で退店する」という姿勢をアピールすることができます。
なかには、「彼氏にやめろと言われた」「人間関係がつらい」「ノルマがキツい」「ストレスの多い夜型生活で体調不良になった」など、ネガティブな理由もありますが、隠さずに正直な気持ちを伝えましょう。
ポジティブな理由にせよネガティブな理由にせよ、誠意をもって店側に対峙することで、店側も納得しやすいものです。
なかには、「他店に移籍する」など、店に言いにくい事情のために、「実家に帰る」などと退店理由を偽るかたもいますが、これは余計なトラブルに発展するリスク大!
ウソというのは、どこかからバレてしまうもの。「やめます!」と伝える時の気まずさよりも、バレたときの気まずさのほうが深刻です。
先の場合でいえば、移籍を隠して退店しても、狭い水商売業界、必ずバレてしまいます。
最悪の場合、「前の店を退店するとき、嘘をついて無理やりやめたらしい」なんて悪評が立ち、移籍先での指名を逃すきっかけになってしまうかも……。
移籍が決まったときには、タイミングを見計らって、現在のお店にきちんと報告することが大事です。
なかには、店側が「時給上げるから」「待遇良くするから」などと条件を釣り上げ、やめさせまいとするパターンもあります。
しかし、こうした交渉材料に目がくらみ、退店を取りやめるのは、自分のためになりません!
「やめる!」意思を固めるというのは、あなたがステップアップするタイミングを迎えているということです。
キャバ嬢というのは、年齢的な問題もあり、いつまでも働けるお仕事というわけではありません。若いうちに必ず引退しなければならない職業であり、「次の世界」へ羽ばたかなければなりません。
「給料上げるから」といった外部的な要因でズルズルと続けるのではなく、自分の意思を大切にして、確固たる気持ちで自分の人生を切り拓く強さをもちましょう!
その強さは、必ず「次の世界」にも大きく生かされるはずです♡
店側が退店を受け入れてくれたら、具体的な退店日を調整します。
先に述べたとおり、「退店します!」と伝えてから、あるていどの期間を設けるのが一般的。
すると、「どうせやめるんだから」などと、営業にヤル気をなくすキャバ嬢もいますが、円満退店のためには、やめるその日まで全力投球で働きましょう!
お客さんへの退職の連絡はもちろんのこと、お世話になった従業員やバイトで入っているスタッフにも、これまでの感謝の気持ちをきちんと伝えることが必要です。
退職挨拶は、電話でなくても、LINEやメールでの簡単な挨拶でも大丈夫! 最終出勤日を伝えれば、売り上げアップにつながるかも♡
ナンバー入りの人気嬢であれば、店舗で「退店イベント」を設定してくれます。
この日の売り上げももちろんキャバ嬢にバックされるので、最後の稼ぎどき!と思ってがむしゃらに臨みましょう。
どんな理由であれ、お店を辞めるということは、無職になること。当面生活するためのお金を稼いでおけば、安心です♪
くれぐれも、何も言わずに突然やめたり、フェードアウトを狙ったりするのは×! 周囲によい印象を残したまま卒業しましょう!
スムーズにやめるための4つのステップとポイントをお伝えしましたが、マトモなキャバクラであれば、このプロセスで退店することができます。
しかし、お店によっては、それでもやめられないという場合も……。
なかには、「給料を払ってくれない」「退店を受理してくれない」などのケースもありますが、これは立派な違法行為!
こうした場合には、迷わず弁護士に直接相談しましょう! ネットで検索すれば、「初回相談無料!」の弁護士さんがたくさんいます。
「弁護士 無料」で検索するだけで、たくさんのサイトが出てきますが、「労働問題専門!」を掲げるかたがおすすめ。
昼キャリでは、「やめたいけどやめられない!」といったかたの相談も受けつけております!
あわせて、昼職でオススメのお仕事もご紹介いたしますので、夜の世界を引退してステップアップしたいかたは、どうぞお気軽にご連絡くださいませ♡