#転職コラム
先日のコラム「キャバ嬢・ホストで培ったスキルが活かせる! 『営業』の仕事の魅力とは?」では、夜職経験者にオススメな職種として、営業職転職の可能性についてお話ししました。
コラム「キャバ嬢・ホストで培ったスキルが活かせる! 『営業』の仕事の魅力とは?」はコチラ♪
お客さまのニーズを汲みとる「ヒアリング力」どんなかたにも笑顔で対応できる「コミュニケーション能力」、「強靭なメンタル」——夜職経験者ならではのこれらの強みは、いずれも「営業職」にうってつけ!
しかし、「営業職」とひとくちに言っても、その種類によって仕事内容は多種多様。そこで今回は、そんな「営業職」の種類を一覧にまとめちゃいました! どんな「営業」が自分に合っているのか、まずはそれぞれの「営業活動」の内容と特徴を知って考えてみましょう!
そもそも「営業職」の仕事とは、「会社の商品」を売り込むこと。「モノ」であれ「サービス」であれ、商談を重ねてその商品の価値をお客さまにアピールし、買ってもらう(=成約する)まで漕ぎつけることがゴールです。
年収は他の職種には見られない、営業職ならではの特徴があります。それは、「インセンティブ報酬」が大きく認められるということです。
「インセンティブ報酬」とは、成果を出せばそのぶん報酬が与えられること。 「売り上げ額の何割かをバックする」というケースが多く、夜職での「歩合制」に近いものがあります。
ほとんどの営業職は、会社から「売上目標」が設定されます。目標額を達成すれば、インセンティブ報酬によって、そのぶん収入がアップ!
働くうえでの 大きなモチベーションになりますね♪
実際に年収1000万円のトップ営業マンも存在し、夢のような話ではありません。
「自社が開発した商品」を売る営業職を「メーカー営業」、「他社が開発した商品」を売る営業職を「代理店営業」と呼びます。
いずれにせよ営業職の成果は会社の利益に直結する仕事です。会社の成長に大きく関わる重要なポジションで、大きなやりがいを感じられることでしょう。
もしも売上目標を達成できなくても、ほとんどの企業では基本給を保証しているので、ご安心ください。
営業職が商品を売る対象は、大きく分けて「法人(=企業などの組織、グループ)」か「個人」かの2種類。次の2つの呼び方で区別され、特徴が異なります。
企業に「自社商品」を売り込みます。目に見える「モノ」を売る企業もあれば、保険やシステムなどの「サービス」を提供する企業もあり、扱う商材は非常に多岐に渡ります。
受注できるか否かは、その経営者層の判断によるところが大きいもの。そのため、経営者クラスや幹部層と、直接話す機会も多くなります。そのような、いわば「お偉いさん」と話すというのは、社会人経験の浅い新入社員など、人によっては気後れしてしまうもの。
しかし、水商売経験者であれば、経営者と話すのは日常茶飯事! その経験を活かせるため、キャバ嬢やホストとして働いていたかたにはおすすめの分野といえます。
企業ではなく、いち個人のかたを顧客対象とした営業職です。一般家庭に保険販売のために訪問する「保険マン」や、ヤクルト販売の「ヤクルトレディ」を想像すると、わかりやすいかもしれません。
なにも「訪問販売」にかぎらず、銀行で投資やローンを顧客に勧めたり、携帯ショップで携帯電話を販売したりすることも、一種の「個人営業」。
この社会は、なにかを買わずには生きていけないわけですから、見まわしてみれば「個人営業」の仕事がそこかしこに溢れているのです。
「法人営業」が「会社と会社とのお付き合い」だったのに対し、「個人営業」は、基本的には「人と人とのお付き合い」。
もちろん、営業担当者はある会社に属し、その会社の商品を売り込むわけですから、正確には「会社と人とのお付き合い」。しかし、「個人営業」は「担当者とお客さまとのお付き合い」という側面が強く、その担当者を信頼してもらえるかどうかが、購入してくれるかに大きく影響するため、法人営業よりも、担当者個人の人柄が重視されます。
お客さまと信頼関係を築くために、ヒアリング力とコミュニケーション力が問われます。
上記は、「売り込むお客さま」による分類ですが、「どのように商品を売り込むか」という営業手法によっても種類は細かく分かれ、それぞれの特徴は大きく異なります。代表的な3つをみてみましょう!
新しいお客さまを開拓する仕事です。新たな顧客を獲得するために、顧客先を訪ねて営業する「訪問営業」にせよ、アポイントなしで突撃する「飛び込み営業」にせよ、これまでその「商品」を買ったことのないかたに対して売り込むには、断られてもめげない「タフさ」が必要! くわえて、こまめに連絡して関係性を良好に保つ「細やかさ」や「気配り力」が求められます。
これまで取引のあったお客さま(=既存顧客)に商品を売り込みます。すでに関係性のあるかたとの繋がりを活かしての「売り込み」なので、営業職未経験者でもトライしやすいジャンルです。
ルート営業では、「これまで買ってもらっていた商品」にプラスして、「さらなる商品」を成約することがゴール。コツとしては、お客さまにどんな悩みや課題があるのかを把握し、それを解決するためにどんな商品を提案すればよいのかをしっかり考えること!
相手の内なるニーズを察する「ヒアリング力」と、親身になって寄り添う「誠実さ」が重要です。
「インサイドセールス」「カウンターセールス」とも表現されますが、お店に来るお客さま、あるいは電話やネットで問い合わせのあったお客さまに対して商品を売り込む営業スタイルです。
ちなみに、外回りによって営業活動を行なう営業を「外勤営業(=フィールドセールス)」といいます。
電話で商談を進めるテレアポ営業(=電話営業)は、その代表例。前述した「窓口の銀行員」や「携帯ショップの店員」のほか、「美容部員」や「アパレル店員」、「不動産屋の窓口店員」もこれにあたります。
来店するお客さまにせよ、問い合わせをして来るお客さまにせよ、「なにかを買いたい!」という具体的な意欲があるので、そのニーズをしっかり汲みとり、いかに「商品」の魅力をアピールできるか、その価値を認識させられるかが大切。
その意味では、キャバ嬢やホストも一種の「内勤営業」といえるので、抵抗なくデビューできるかも!
営業職の仕事は、かつては「営業マン」という言葉のとおり、男性の仕事というイメージが強くありました。しかしいまは、女性ならではの「気配り」や「応対の柔らかさ」を発揮し、営業職で活躍する女性が急増。
キャバ嬢卒業後の進路として、「営業職」という選択は大いにアリなのです。
「営業職」の種類をざっくりご説明しましたが、業界によって扱う「商品」の種類もさまざま。
物件の賃貸や売買を行なう不動産業界、化粧品を扱う美容業界、「広告」という自社の商品を売り込み、相手企業の商品の宣伝に繋げる広告業界——自分の好きな「商品」であれば、売り込むのも自然と楽しくなるはず!
同時に、営業成績が給与に直結する、売上を上げればそれだけインセンティブがあるという点も、営業職ならではのメリット!あるていどのノルマはありますが、これも夜職経験者であれば慣れたもの?で、さほどストレスを感じることはないのかもしれません。
求人の世界では、営業職の需要は、いつでも豊富! 上記にまとめた営業対象や営業方法の違いを理解し、自分が最も「やりがい」をもって働ける「営業職」のお仕事を探してみてください♪